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信頼される企業をめざして 明治安田生命 | 明治安田生命の現況 2006

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(1)

29 信頼 され る企 業を めざ して

相互会社運営

ご契約者のみなさまのご意見が経営に反映されるよう努めています。

相互会社制度運営の仕組み

保険会社の会社形態には「株式会社」と「相互会社」 があり、当社は保険業法に基づいて設立された「相互 会社」です。

相互会社とは、ご契約者(剰余金の分配のない保険 のみにご加入のご契約者を除く)を「社員」とする社団 法人です。ここでいう「社員」とは、社団法人たる会 社の構成員のことをいい、株式会社の場合は「株主」 がこれに相当します。

当社は「相互会社」形態で運営されている「みなさ

まの会社」です。社員総会に代わる「総代会」を中心 に「総代候補者選考委員会」、「評議員会」、「お客さ ま懇談会」の各機関が有機的に連携し「相互会社制度 運営」の充実を図ることで、ご契約者お一人おひとり のご意見・ご要望がより経営に反映されるよう努めて います。

なお、平成 17 年度末の社員数は約 684 万人と なっています。

総代会

「社員」お一人おひとりが会社の運営に直接ご参加 いただくためには、「社員総会」を開催しなければなり ません。しかし、全国の約 684 万人の社員のみなさ まが一堂に会する「社員総会」を開催することは、現 実的には困難です。

そこで、保険業法の定めるところにより、社員の代 表として選出された「総代」で構成される「総代会」を 設置し、決算書類の報告、また剰余金処分や取締役 の選任など、経営に関する重要な事項について審議 および決議を行ないます。

第59回定時総代会の開催

平成18年7月4日に開催された第59回定時総代会におい て、次の事項の報告および決議が行なわれました。

●報告事項

1. 平成 17 年度事業報告書、貸借対照表および損益計算書 報告の件

2. 相互会社制度運営についての報告の件

●決議事項

第1号議案 平成17年度剰余金処分案承認の件 第2号議案 定款一部変更の件

第3号議案 総代選出規則一部変更の件 第4号議案 取締役11名選任の件

●総代会議事録の閲覧

総代会の議事録は、本社(丸の内)、法人部(総合 法人部、公法人部、広域組織法人部、金融法人部、 事業法人部)、支社(全国97支社)に備え置いてあり、 社員のみなさまは閲覧いただくことができます。また、 当社ホームページにも議事内容および質疑応答の要 旨を掲載しています。

●総代会傍聴制度

社員のみなさまに会社経営に対するご理解を深めて いただくために、「総代会傍聴制度」を設けています。 傍聴を希望し、所定の期間内に書面でお申し込みい ただいた社員は、原則として会場内または別室のモニ ター・テレビで傍聴いただくことができます。

総代候補者選定

意見・要望 等報告 意見・要望等報告 審議結果報告

重要事項の

決定 事業報告、

決議事項の付議

評議員 の承認

<ご契約者(剰余金の分配のない保険のみにご加入のご契約者を除く) 総代候補者選考委員会

選考委員数:10人以内

総代候補者 選考委員会 事務局

お客さま懇談会

平成17年度開催状況 全国98支社で開催 ご出席者数:1,918人

評議員会 総代会

評議員数:20人以内

会 社

定数:222人総 代

社 員  平成17年度末:約684万人

信頼される企業をめざして

(2)

59 回定時総代会(平成 18 7 4 日)開催内容(概要)

明治安田生命の現況(平成18年7月発行)<追補版> 相互会社運営(P29)

項目 開催内容

平成18年7月4日(火) 10時00分∼ 12時58分(所要時間178分) 200人

177人・出席率88.5%

(委任状による出席を含めて198人・出席率99.0%) 社長 松尾 憲治

1.報告事項

(1)平成17年度事業報告書、貸借対照表および損益計算書報告の件

(2)相互会社制度運営についての報告の件 2.決議事項

第1号議案 平成17年度剰余金処分案承認の件 第2号議案 定款一部変更の件

第3号議案 総代選出規則一部変更の件 第4号議案 取締役11名選任の件 質問者数19人・質問数30問

(うち事前書面質問者数5人・質問数10問、席上質問者数14人・質問数 20問)

※質疑応答におけるご質問とその回答の内容につきましては、次ページ以降 をご覧ください。

傍聴者数28人 開 催 日 時

総 代 数 出 席 者 数

議 長

議 題

質 疑 応 答

傍 聴

平成 18 年 7 月 4 日に、パレスホテル(東京都千代田区)にて、第 59 回定時総代会を開催 いたしました。

当日は、平成 17 年度の事業報告として、業務改善計画への取り組みおよび決算の概要等 について報告を行なったほか、相互会社制度運営に関する報告のなかでは、平成 17 年度に 全国98支社で開催された「お客さま懇談会」に出席された総代から、相互会社運営のあり方 等についてのご意見をいただきました。

また、総代のみなさまから、委員 会設置会社への移行、総代選出にお ける「立候補制」の導入等のガバナン スの改善・強化に向けた取り組み、な らびに「お客さまを大切にする会社」 の実現に向けた取り組み等について、 前年(平成 17 年)を上回る数多くの ご質問・ご意見をいただき、活発な審 議が行なわれました。

(3)

<事前の書面によるご質問>

第59回定時総代会(平成18年7月4日)におけるご質問とその回答

役職員に対するコンプライアンス教育の重要性 については、当社も十分認識しており、次の 3 つ の視点から取り組んでいます。

1 点目は、全役職員を対象としたイントラネットによ る研修の実施、全組織でコンプライアンス会議の毎月 開催、あるいは年間を通じて開催される各種会議・研修 会におけるコンプライアンス研修の実施等、あらゆる 機会を通じ、コンプライアンス意識・知識の向上に努め ています。

2 点目は、昨年の 2 度にわたる行政処分を風化させ ないため、行政処分から1年後にあたる時期の1週間 をコンプライアンス強化特別週間として取り組んでいま す。

3点目は、コンプライアンスに関する啓蒙活動として、 コンプライアンスマニュアルを全役職員に配布し知識 習得を図るとともに、定期的にコンプライアンス関連ニ ュース等を発信しています。

役職員に対するコンプライアンス教育の実施状況および今後の計画・方向性について伺いたい

Q

A

過去、現在とも村上ファンドに対する投資はあり ません。

一方で、資産運用の一環として、各種ファンドへの 投資は行なっています。投資対象としては、大別する と2種類のファンドがあり、1つは、国内外の上場前の 成長が見込まれる企業への投資を実施し、上場した際 にその果実を得るというタイプのファンドです。もう1 つは、ヘッジファンドと呼ばれる主に海外のファンドで、 株式や債券といった通常の投資対象から得られるリタ ーンとは異なる代替的なリターンが得られることから投 資を行なっています。

こうしたファンドへの投資にあたっては、過去の運用

実績・リスク管理体制等に関する調査に加え、小規模な ファンドが多いことから、特に投資前に詳細な調査(デ ュー・デリジェンス)を実施します。たとえば、投資運営 会社の成り立ち、投資哲学、コンプライアンス体制、 バックオフィスの運営状況、ディスクローズ体制等を詳 細に調査し、投資の判断を行なっています。あわせて、 投資後も定期的に投資哲学等に変更がないか、ファン ドマネジャーの投資スタンスに変更がないか等の調査 を行ない、万一、ファンドマネジャーが退職する等の場 合には継続可否の検討等の対処をしています。なお、 海外のヘッジファンドについても、担当者が定期的に現 地オフィスを訪問し、調査を行なっています。

村上ファンド等のファンドへの投資の有無、投資にあたっての判断基準について伺いたい

Q

A

本社からの押しつけでは「お客さまを大切にする 会社」の実現に向けた本当の改革はできないと考 えており、役職員一人ひとりの意識改革と新しい社風 を創り出すための新風土創造運動である「MOTプロジ ェクト」を、業務改善計画と一体的に推進しています。 MOT は「もっと(M)お客さまを(O)大切に(T)」とい う言葉のローマ字の頭文字を組み合わせたものです。

この新風土創造「MOTプロジェクト」では、たとえば 全国の営業職員や事務職員、本社の若手職員などが、 会長・社長・担当役員等と会社のあるべき姿について直 接対話し意見交換する「MOTミーティング」や、お客さ まの視点に立った職員からの業務改善提案を受け付け る「MOT提案」等、ボトムアップ型の活動を推進してい

ます。このような活動を通じて、「お客さまを大切にす る会社」の実現に向け、役職員一人ひとりが改革の一 端を自分自身が担っているという意識をもつようになっ たと実感しています。

なお、当然のことながら、監督当局の目や指示があ るから改革を進めるものではなく、企業としての存在 意義を示すという観点で、お客さまから「お客さまを大 切にする会社」に生まれ変わったという評価をいただい て、初めて改革が実現するという思いで取り組んでい ます。こうした思いは全役職員共通のものであり、社 長をはじめ幹部が先頭に立って改革を推進していく所 存です。

「お客さまを大切にする会社」の実現のための「お客さまの視点」に立った従業員の意識改革は進んでいるのか

Q

A

(同趣旨のご質問が別に1件あり)

(4)

お客さまのニーズが多様化するなか、競争力の ある新商品を開発するとともに、既存商品につい ても改定を行なうことが、これまで以上に求められてい ることから、死亡保障商品を中心とする従来の取り組 みから、多様な保障を総合的に提供する態勢への転換 を図り、医療・介護・貯蓄商品の競争力の強化に努めた いと考えています。

なお、こども保険につきましては、高校・大学進学時

の教育費の負担が特に大きいことに着目し、お祝い金 の支給時期を高校・大学進学にあわせて設定していま す。これにより、従来のこども保険に比べ受取率(教育 資金・満期保険金の合計額÷払込保険料総額)が大幅に 向上し、利回り面でも競争力のある商品となっていま すが、お祝い金の支給時期につきましては、いろいろ とご意見をいただいていることから、お客さまのご要望 を改めて調査していきたいと考えています。

こども保険等、時代に応じた競争力のある新商品の開発が必要なのではないか

Q

A

mapとは、心と身体の健康をサポートすること を基本コンセプトとしており、平成 15 年 4 月より サービスを開始しました。mapサービスは「健康」をサ ービスの柱にしていますので、個人のご契約者を対象 とさせていただいています。サービスの内容としては、 健康、医療、介護関係を中核とし、ご入学、ご結婚等 のライフイベント、あるいはエンターテイメント等のジ ャンルがあります。

mapサービスを開始して4 年目となりますが、お客 さまの認知度も年を追って向上しており、平成17年度

には前年度の 3 倍にあたる約 70 万人のお申し込みが ありました。一方、お客さまから申込方法がわかりにく い等のご意見をいただいていることから、平成18年度 から申込方法をより簡便にする等、いっそう多くのお客 さまにご利用いただけるよう改善を図ってまいりまし た。

今後ともmapサービスについては、お客さまからの ご意見、ご要望をふまえ、運営面の工夫に努めていく 所存です。

mapサービスの内容について詳しく伺いたい

Q

A

当社の代表的な貯蓄性商品は一時払養老保険で すが、この商品の予定利率を平成 18 年 4 月 2 日 より1.0 %から1.1 %に引上げ(保険料は引下げ)まし た。ただ、お支払いいただく保険料のなかには、死亡 保険金に充当する部分あるいはご契約の維持・管理に 充当する部分も含まれていることから、お支払いいた だいた保険料と満期時に受け取られる保険金の差額に 基づいて利回りを計算すると、例えば30 歳の男性が 10 年満期の一時払養老保険にご加入いただいた場合 の利回りは0.61 %(年複利)となります。なお、生命

保険商品ですので、保険期間中にお亡くなりになった 場合は、満期保険金と同額の死亡保険金をお受け取り になることができます。

昨今、銀行も商品を多様化しており、定期預金にも さまざまな付加価値をつけているため、単純に利回り だけを取り上げて比較するのは難しいと考えています。 当社としては、金利情勢等を捉え機動的な予定利率の 見直し、あるいは商品内容の見直し等を進め、魅力あ る商品の開発に努めたいと考えています。

利率の面でより魅力的な保険商品を提供してほしい

Q

A

(5)

平成 17 年 12 月の総代報告会におきましても、 コマーシャルおよび社会貢献活動等に関する貴重 なご意見をいただき、誠にありがとうございます。私ど

もは、ご契約者のみなさまのご期待にお応えするため、 全力で改革に取り組んでいく所存です。

「真心尽くせ、人知らずとも」今後も、よりいっそうの活躍を期待する

Q

A

当社は平成 14 年以降、保有契約の減少など諸 般の事情に鑑み役員賞与の支給を見送っていま す。

平成 17 年度におきましても、当社の置かれている 状況をふまえ役員賞与の支給は見送るべきとの判断か ら、役員賞与支給を目的とした剰余金処分は行なわな

いという案になっています。

なお、本日の総代会において委員会設置会社への移 行をご承認いただきますと、役員賞与につきまして、 平成 18 年度決算以降は報酬委員会決定事項となり、 剰余金処分としては計上しないことになります。 剰余金処分のなかに役員賞与金がない理由について伺いたい

Q

A

委員会設置会社への移行についてご承認いただ いた場合、総代会後に開催する取締役会において 各委員会の委員を決定し、さらにその後順次開催する 3 委員会において各委員会の委員長を互選により決定 します。各委員会の役割、委員の構成や委員長につい ては、7月に発行予定のディスクロージャー資料「明治

安田生命の現況」においてお知らせする予定です。 今後の 3 委員会の活動状況については、開催頻度、 議案の協議内容等をホームページ、ディスクロージャー 資料等で開示を行ない、経営の透明性をさらに高めて いきたいと考えています。

指名委員会、監査委員会、報酬委員会における議論内容はどの程度ディスクローズされるのか

Q

A

業務改善計画に取り組むにあたり、従業員と経 営層が同じ気持ち・意識をもつことが最も重要であ ると考えています。そのための取り組みとして、私ども 経営層が直接営業現場に出向いて営業職員・職員と対 話を行なったり、あるいは各層の代表者が本社に集い 経営層と対話を行なう「MOTミーティング」という機会 を設けました。

営業現場の声・意識は、私どもが思った以上に「お客 さまを大切にしよう」という気持ちが強く、「もう一度自 分たちが誇れる会社にしよう」「お客さまに本当に感謝 していただける会社にしよう」という意識が強いという

ことを実感しました。現場の営業職員・職員のモチベー ションが低下しているのではないかという心配もありま したが、こうした対話を通じ、私どもの考えを理解して もらえるようになったこと、現場の声が経営に反映され ることが実感できるようになったこと等から、会社の再 生に向けて、現場も一緒に取り組んでいこうという機運 が徐々に盛り上がってきていると思います。

今後も、本社と営業現場のコミュニケーションをいっ そう充実・強化することを通じ、営業職員を始めとする 現場第一線の「お客さまを大切にする会社」の取り組み を、さらに強化していきたいと考えています。 経営層と営業現場とのコミュニケーションを通じ、営業第一線の再生に向けた取り組み意識をどのように感じているか

Q

A

<当日席上でのご質問>

(6)

医療機関に対し給付金を直接お支払いすること につきましては、医療機関とのネットワーク化等の インフラ整備が必要となるため、現時点では実施困難 と考えておりますが、お客さまのご負担をなるべく軽減 することを目的に、長期入院時の分割請求や、少額請

求時の診断書提出の省略などのお取り扱いについては 既に実施しています。

今後も、お客さまのご意見を参考にさせていただき、 保険金・給付金のご請求に際しての、お客さまの利便性 向上に努めていく所存です。

入院給付金の保険会社から病院への直接支払いについて検討いただきたい

Q

A

平成 17 年度の業績については、行政処分とい う厳しい状況の側面はあったものの、商品あるい はお客さまのニーズの多様化に十分対応できなかった 点は反省しなければならないと考えています。

平成18年1月に策定した「中期経営計画」では、お 客さまの信頼回復を第一に掲げています。今回の不祥 事の原因は、保険契約の引き受け、アフターサービス、 保険金等のお支払い、といった生命保険会社の基幹機 能に問題があったことから、こうした基幹機能の強化に

向け、当面は資源を集中的に投下していく所存です。 もちろん、契約業績が現状のままで良いということ ではなく、営業面においては営業職員のコンサルティ ング力、アフターサービス力を強化することにより、業 績の回復に努めたいと思います。当社は、今年度以降、 業績反転をめざしていますが、中長期的には、商品、 販売チャネル、価格、多様なサービス体系といった面 での工夫・革新を図り、成長戦略につなげていきたいと 考えています。

平成17年度決算(特に契約業績の落ち込み)をどう捉えているか、また今後どのように対応していくのか

Q

A

平成17年10月の行政処分により、新商品の開 発認可は無期限で停止されており、現時点でも解 除されていません。

経営管理体制が抜本的に改善されれば、新商品の認 可停止は解除いただけると考えていますが、お客さま のニーズの変化、多様化に対応するため、予定利率の 引上げ、加入年齢制限の引下げ、既存商品のセット化

により新しい魅力を付加する等、認可をいただかずと も経営努力で対応できる方法を検討していきたいと考 えています。

(当社は、平成 18 年 7 月 6 日付で、金融庁より、 新商品の認可申請等に関する業務停止命令を解除され ました)

新商品の認可停止が解除されない状況における対策について伺いたい

Q

A

当社は社内通報制度について、3つの仕組みを 整えています。

具体的には、人権侵害に関する内部通報を行なう

「人権110番」、コンプライアンス統括部に設置した社 内の内部通報制度「コンプライアンス110 番」および 社外のインフラを活用した「企業倫理ホットライン」とい う仕組みです。このうち、「企業倫理ホットライン」は、

この度の行政処分を契機に新たに創設したものです。 内部通報制度は、設置当初の利用は少なかったもの の、その後増加しており、徐々に浸透しつつあると思 われます。

なお、内部通報については、周辺調査、本人へのア フターフォローを丁寧に実施するとともに、特に通報 者の保護に対して万全な注意を払っています。 内部通報制度の内容および運用状況について伺いたい

Q

A

(7)

近年は、在宅率の低下、企業のセキュリティ強 化により職場での販売が制限される等、フェイス・ トゥ・フェイスのコンサルティング営業を行なうことが難 しい状況になってきています。こうした状況における会

社のサポートとしては、ダイレクトメールの送付や、企 業のイントラネットへの当社サービスサイトのご提供、 またパソコン、携帯電話を活用した営業活動について 実施・検討しています。

営業職員が行なうフェイス・トゥ・フェイスの営業活動に対するサポートの内容について伺いたい

Q

A

合併効果については、拠点の統合やシステム基 盤等インフラの統合による固定費の節減等により 効率化が図られた結果、事業費支出に関する数値面の 合併効果が顕著にあらわれています。

今後の要員計画については、生命保険会社に求めら

れる基本的なサービスを提供するため、今後数年は要 員を削減することはなく、むしろ一部の部門について は要員を増強することも含め現状水準を維持したいと 考えています。

合併効果および今後の要員計画について伺いたい

Q

A

「お客さまの声」統括部は、お客さまから寄せら れたさまざまな苦情、お申し出を確実に業務改善 につなげるために平成 17 年 12 月に新設されました。 同部は、お客さまから寄せられたご意見等を分析・調査 したうえで各組織に分析結果、改善方向を指摘し、ま た改善に対する進捗管理を行なうとともに経営層に報 告するという役割を担っています。

昨年の行政処分以来、「保険金や給付金を請求でき る場合とできない場合の区別がわかりにくい」、「保険 金が支払われない理由に納得できない」といったお申し 出を多数いただきました。こうした「お客さまの声」に 対しまして、保険設計書、パンフレットの記載をわかり やすく改訂するとともに、お支払いできないケース等 について具体的に記載したお客さま向けの冊子「保険 金・給付金のご請求について」を新たに作成しました。 ご請求手続きのご案内に際して、お客さまにお渡しす

る書類の記載内容についても、傷病名や手術内容によ りお支払いの対象外となる可能性がある場合は、あら かじめお知らせするようにしました。また、お支払いで きない場合は、お客さまあての通知文書にその理由を わかりやすく具体的に記載するとともに、詳細な内容 をご照会いただく窓口として「支払相談室」を設置しま した。さらに、保険金等のお支払いに関する不服のお 申し出について、社外弁護士が相談に応じる「不服申 立制度」を設置しました。

なお、「明治安田再生プログラム」に基づく取り組み の一環として、当社に寄せられたお客さまからの声と、 そのお客さまの声を反映した業務改善への取組状況に ついてお手許の「『お客さまの声』白書」に記載していま すのでご覧いただきたいと思います。

今後も、「お客さまの声」に基づき、業務の改善を進 めていく所存です。

「お客さまの声」統括部の活動状況および「お客さまの声」統括部に寄せられたお客さまの声の内容について

Q

伺いたい

A

当社は「お客さまを大切にする会社」という考え 方に基づき、現在のご契約者のサービスにつきま しても充実・強化を図っていきたいと考えています。

ただ、現在ご加入いただいているご契約について、 お支払いいただく保険料を変えずに入院給付金等の給 付内容を変更するということにつきましては、保険料算

定にあたっての基礎率にどのような影響を与えるかを 慎重に検討する必要があり、実現は難しいと考えてい ますのでご理解いただきたいと存じます。

(当社は、平成 18 年 7 月 6 日付で、金融庁より、 新商品の認可申請等に関する業務停止命令を解除され ました)

新商品の認可停止が解除されないなかで、現在のお客さまの満足度を高める対策として、従来のタイプの 保険契約についても1日目から入院給付金をお支払いするようにしてはどうか

Q

A

(8)

平成 18 年度の当社としての、また私自身の目 標は、お客さまからの信頼回復であり、そのため に業務改善計画を着々と実行しています。信頼回復の 実現の判断は難しいと思いますが、職員にお客さまを 大切にするという意識が浸透し、会社全体に徹底され

ることが、ひとつの判断材料となると思います。あわ せて、お客さまからいただくさまざまな声の変化を分 析し、信頼回復がどの程度進んでいるかを把握してい きたいと考えています。

社長としての平成18年度の目標について伺いたい

Q

A

生命保険の保険料は、統計等に基づいた基礎率 により設定しています。この基礎率は過去のデー タに基づくものですので、将来の数値のぶれを考慮し、 安全率を加味して算定されていることから、安全率を どの程度見込むかによって誤差(差益)は変動します。

保険料設定にあたっては、他の生命保険会社に対す る競争力を維持するとともに、将来に向けて健全性を 損なわないようにすることが必要であることから、予測 の誤差(差益)を拡大すれば良いというインセンティブ

が働くとは考えにくく、むしろ企業としてリスクをどれ だけ取るかを判断したうえで保険料率を設定しないと、 競争力は保てないと考えます。

また、予測に対する誤差(差益)については、ご契約 者に配当としてお支払いしており、配当は保険料の事 後精算とご理解いただきたいと思います。

なお、三利源の内訳に関するさらに踏み込んだディ スクローズのあり方については、今後検討していきた いと思います。

三利源における基礎率設定の考え方について説明してほしい

Q

A

内勤の職員数については、これまで合併等の理 由により減少しましたが、今後は要員の効率化は

進めず、現状水準を維持する方針です。また、営業職 員についても同様に考えています。

職員数の動向について伺いたい

Q

A

死亡保障商品の販売については、フェイス・トゥ・ フェイスのコンサルティング営業が基本のため、今 後も営業職員チャネルが中核と考えています。

一方、代理店や銀行窓販等さまざまなチャネルにつ いては、拡大する方向で検討していきたいと考えてい ます。

販売チャネルの今後の方向性について伺いたい

Q

A

当社は、営業職員によるコンサルティング営業 を基本としており、インターネットや通信販売等

の新しい媒体の活用については、将来の検討課題とし て取り組んでいきたいと考えています。

新しい媒体を活用した営業について伺いたい

Q

A

(9)

立候補制導入は、総代の選出について透明性を 向上させること、総代会においてさらに活発な議 論をいただく運営にすること、総代になることを希望さ れるご契約者に対してその道を開くこと、という3つの 理由からご提案しました。これらが十分に果たせれば、

立候補制の導入が成功したということになると考えて います。

なお、業界初の試みですので、まずは総代全体の 1 割となる22人でスタートすることとしました。 総代立候補制導入と定数増加の主旨について伺いたい

Q

A

この規定は、取締役、執行役が職務を行なうに 際し、善意かつ重大な過失がない場合に、法定さ れている一定限度額を控除した額を限度として、責任 を免除できるということを決議できるものです。

この責任免除については、善意かつ重大な過失がな い場合のみが検討する対象となりますが、軽微なもの など、その全てについて免除することが趣旨ではあり

ません。責任免除は取締役会で決議しますが、その付 議する際に各監査委員の同意が必要です。また、社員

(ご契約者)のみなさまに新聞公告等で責任免除内容に ついてお知らせし、1000 分の 3 以上の社員(ご契約 者)の反対があれば免除できないことになっています。

こういった慎重な手続きを経て行ないますので、濫 用等はないことをご理解いただきたいと思います。 取締役、執行役の責任免除規定について伺いたい

Q

A

当社の主力商品「ライフアカウント L.A.」の販売 は、コンサルティングセールスによるニード喚起が 前提となりますので、販売チャネルとしては営業職員が 最適であると考えています。営業職員チャネルを強化 するため、お客さまサービスの視点を重視した教育・指

導を行なっていますが、雇用機会の拡大等により人材 の採用が難しくなりつつある現状もふまえ、営業職員 の仕事の内容、処遇について魅力を増す努力も、あわ せて行なっていきたいと考えています。

営業力強化への取り組みについて伺いたい

Q

A

営業職員の給与制度については、新規のご契約 に重点をおいた給与体系から、保有契約のフォロ ー状況を重視した給与体系への移行を進めるべく平成 18年度も改正を実施しました。保有契約に応じて支給 する給与の割合を高めることで、安定的な給与体系と

なり、お客さまへのアフターサービス力の向上に寄与 すると考えています。

今後も、こうした観点から、適時、必要な改正を行 なっていく所存です。

営業職員の給与制度の変更を検討してはどうか

Q

A

お客さま懇談会は、幅広いお客さまの声をお伺 いし、経営に反映することを目的に開催していま す。平成 17 年度は、会社員のご契約者の方等にもご 出席いただきやすくなるよう、これまで平日の午前10 時から午後 5 時までを基本的な開催時間帯としていま

したが、午後7時までに拡大しました。

今後、ますます幅広いご契約者にご出席いただくこ とが必要だと考えていますので、開催曜日、時間帯、 場所、回数等について、さらに検討していきたいと思 います。

お客さま懇談会の運営方法の見直しを検討してはどうか

Q

A

(同趣旨のご質問が別に1件あり)

(10)

30 信頼 され る企 業を めざ して

総代

社員の代表として選出される総代の定数は定款に おいて222人と定めています(第59回定時総代会決 議により200人から222人に増員しました)。総代定 数 222 人のうち200 人は、地域別選出による120 人(社員数に比例して全都道府県から1人以上を選出) および地域別選出によらない80人に配分し、社員の 代表として、職業、年齢等を考慮し選考するととも に、広く各視点から経営をチェックできる総代の構 成となるようにしています。

また、このたび増員した22人については、総代選 出プロセスの多様化と透明性の強化を目的に新たに 導入いたします「立候補制」により選出される総代で、 平成19年1月に総代に就任される予定です。

上記の総代定数については、総代が社員の意思を 代表し、多様な視点から会社経営を監督するととも に、総代会において会社との質疑応答を通じた実質 的な審議を行なううえで適正な水準であると考えて います。

総代候補者選考基準 総代候補者の選考方針

総代候補者の選考にあたっては、社員の総意を代表しう るよう、地域、年齢、性別、職業、保険加入期間等の要素

(以下、属性という)を考慮し、非改選の総代を含め全体と して総代の構成が広く各層を代表するものとなるように選 考するとともに、属性のみならず、職歴、社会公共活動の 状況、お客さま懇談会等において表明された意見等を考慮 して、次のいずれかの視点または複数の視点から、当会社 の経営に対する具体的意見の提言および総代会における実 質的な審議を期待できるかどうかを判断し、広く各視点から 経営をチェックできる総代の構成となるように選考するもの とする。

総代候補者の資格要件

当社の社員(ご契約者)であること

生命保険業に理解と関心をもち、社員の代表として、 ふさわしい見識を有していること

総代会に出席可能であること

他社の総代に就任していないこと

・消費者、生活者としての視点

・経営者としての視点

・地域経済的視点

・国際的視点

・社会貢献的視点

・金融の専門家としての視点

・法律の専門家としての視点

・保険学の専門家としての視点

・言論界従事者としての視点

・その他の専門家としての視点

総代の選出について

総代の選出にあたっては、総代候補者選考委員会の 推薦により総代候補者を選定する方法と、前述の「立 候補制」により総代候補者を選定する方法があります。

総代候補者選考委員会の推薦による方法において は、社員の代表である総代が公正に選出されることを 目的として、以下の「総代候補者選考基準」を定め、総 代候補者を幅広い層の社員から選定します。また、「立 候補制」による方法においては、総代候補者選考委員 会が「自薦候補者選定要領」を定め、総代となることを 希望する社員の立候補を受け付け、立候補者が選出数

(22 人)を超える場合は、左下に掲載する地域ブロッ ク定員数に基づき抽選を行ない、総代候補者を選定し ます。

●社員投票

総代候補者選考委員会で選定された総代候補者に ついては、全社員(ご契約者)による「社員投票(社員 お一人おひとりによる投票)」を実施し、個々の総代候 補者について総代として選出することに同意しないと する投票(不信任投票)数が、有権者(全社員)の 10 分の1に満たない場合は、総代に就任することが確定 します。

総代の選出については、社員の総意が適正に反映 され、総代の構成が広く各層を代表するものとなるよ う選出するために、以上の方法が適切であると考えて います。

総代選出における立候補制の概要

〔導入時期〕

平成19年1月1日付就任の総代選出から導入します。

〔受付期間〕平成18年9月1日∼20日

〔総代選出数〕22人

(任期:平成19年1月1日∼平成21年12月31日)

〔立候補資格〕

・立候補の受付期間の末日現在、社員資格を 2 年以上継続 して有している個人のご契約者(当社およびその子会社等 の役職員を除く)

〔立候補者の選定〕

・立候補者数が選出数(22人)を超えない場合、立候補者を 総代候補者として選定します。

・立候補者数が選出数(22人)を超えた場合は、社員数に基 づいた地域ブロック別定員数により抽選を実施し、総代候 補者を選定します。

〈地域ブロック別の総代定員数〉

地域ブロック 定員数

北海道・東北ブロック

(北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島) 2人

関東ブロック 8人

(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)

中部・北陸ブロック 4人

(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知)

近畿ブロック 4人

(三重、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)

中国・四国ブロック 2人

(鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)

九州・沖縄ブロック 2人

(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)

合 計 22人

(11)

31 信頼 され る企 業を めざ して

総代候補者選考委員選考基準

・当社の社員(ご契約者)であること

・生命保険事業および相互会社運営に深い理解と関心を持 ち、総代候補者選考委員としてふさわしい見識を有して いること

・公正・公平な観点から総代候補者の選考を行なうことがで きること

・総代候補者選考委員会に出席可能であること

・当社の総代または役員もしくは職員ではないこと

総代候補者選考委員会

総代候補者選考委員会は、社員のなかから総代会 で選任された総代候補者選考委員(員数 10 人以内) で構成されています。

当社は、総代候補者選考委員会の任務を補佐する 総代候補者選考委員会事務局の事務局長を社外の人 材に委嘱しており、総代候補者選考過程における会 社からの独立性を確保することに努めています。

評議員会

会社からの諮問事項や経営上の重要事項および社 員からのご意見・ご要望等のうち、経営に関する重要 事項を審議する機関として「評議員会」を設置してい ます。評議員会は年 3 回開催し、審議事項を総代会 において報告しています。

評議員は、社員または学識経験者のなかから総代

平成17年度の評議員会開催状況および付議事項は以下のとおりです。

開催年月 付議事項

平成17年6月 ・業務改善計画に基づく経営管理態勢の改善について

・平成16年度決算の概況について

・第58回定時総代会決議事項について

・平成16年度の「お客さま懇談会」で寄せられたご意見・ご要望等のうち当会社の経営に関する重要な 事項について

平成17年11月 ・保険金不払等に関する再発防止策とガバナンス改革を含む経営計画について

・平成17年度上半期報告について

平成18年2月 ・中期経営計画と業務改善計画の進捗状況について

・第6回評議員会(平成17年11月開催)における評議員各位からのご意見の検討状況について

・平成17年度決算見込の概要について

・社員から書面をもって表明された当会社の経営に関する意見のうち評議員会で審議を要する重要な 事項について

お客さま懇談会

当社は、業界に先がけて昭和 48 年から「お客さま 懇談会」を毎年全国で開催しています。平成 17 年度 は全国の 98 支社すべてで開催し、合計 1,918 人の ご契約者にご出席いただきました。

平成17年度のお客さま懇談会では、不適切な保険 金等の不払に関する再発防止に向けた対応状況をご報 告するとともに、経営計画についてのご説明を行ない、 ご出席のご契約者より1,108件の貴重なご意見・ご要 望等をいただきました。

お客さま懇談会において寄せられたご意見・ご要望 等は、総代会・評議員会等において報告するとともに、 改善を要するご意見・ご要望については経営会議の 諮問機関である「お客さまの声」推進委員会を通じ フォローを実施しています。また、お客さま懇談会に 総代がご出席し、ご契約者のご意見・ご要望等を直接う かがったり、ご出席いただいたご契約者のなかから総

代が選出されるなど、 総代会とお客さま懇 談会が相互に補完し あう態勢となるよう取 り組んでいます。

今 後 もより多くの

ご契約者にお客さま懇談会にご出席いただけるよう 運営方法を見直し、開催を通じてご契約者の声が経 営に反映されるように努めてまいります。

平成18年度のお客さま懇談会の開催時期は、平成 19 年 1 ∼ 3 月を予定しています。お申し込み方法等 は、開催日前の一定期間、支社・営業所等の店頭にポ スターを掲示するとともに、当社ホームページでもご 案内しています。

ご出席を希望されるご契約者は、お近くの支社・営 業所にお問い合わせください。

会の承認を経て選出 され、評議員数は20 人以内と定められて います。

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32 信頼 され る企 業を めざ して 会社役員・

自営業 43.2% 会社員

29.2% 主婦 18.1% ジャーナリスト

・弁護士

・医師

・大学教授 1.1%

その他 8.4%

職業 年齢

1,108件 経営全般 24.9%

営業・サービス関連 23.2%

保険金・給付金 不払い関連 15.4% 事務手続関連 14.0% 業績・健全性関連3.4%

ディスクローズ・PR関連2.6% その他5.3%

商品関連 11.1% 女性

43.4%

男性 56.6% 性別

20代

2.3% 30代 10.1%

40代 20.5% 50代 35.3% 60代∼ 31.8%

■平成17年度お客さま懇談会

ご出席者(1,918人)の内訳(ご出席者の性別・年齢・職業の構成)

ご意見・ご要望等(1,108件)の内訳

お客さまにとっての見やすさ、わかりやすさを向上さ せるため、平成 18 年 4 月に「ご契約のしおり 定款・ 約款」を大幅に改訂いたしました。

主な改訂内容は以下のとおりです。

1.「主な保険用語のご説明」について内容を充実させ、 専門用語をわかりやすく解説しました。また、お 客さまが調べたい用語の検索を容易にするために 五十音順に配列しました。

2. 当社主力商品「ライフアカウント L. A.」の冊子等は お客さまが知りたい情報を見つけやすくするため に、表紙にインデックスを設けるとともにお客さま が知りたい項目ごとに掲載頁を表示した「目的別も くじ」を新設しました。

3. ご高齢者向け商品「祝金付シニアプラン」の冊子は、 サイズをA4サイズにし、文字を大きくしました。 ご意見:約款がわかりづらいので改善してほしい。

実施内容:「ご契約のしおり 定款・約款」をわかりやすく改訂しました(平成18年4月)。

お客さまにとって、わかりやすく、使いやすくするこ とを 目 的に、平 成 1 8 年 4 月に公 式ホー ム ペ ージ

(http://www.meijiyasuda.co.jp/)を全面リニュー アルいたしました。主な改定内容は以下のとおりです。 1. お客さまが、必要とする情報を容易に検索できるよ うに、サイト内案内表示(ナビゲーション)の改善や

「サイト内検索」機能を新設しました。また、「ご契

約者のみなさまへ」のカテゴリーを追加しました。 2. サイト全体でのイメージの統一や、十分な色彩のコ

ントラストにより文字の識別性を向上させるなど、 より見やすいデザインに変更しました。

3.「文字サイズ」を5段階に変更できる機能を新設し ました。

ご意見:明治安田生命のホームページを見る機会が多いが、わかりにくい。

実施内容:よりわかりやすいホームページにリニューアルしました(平成18年4月)。

【お客さま懇談会でいただいた「お客さまの声」に基づいた主な取り組み事例】

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33 信頼 され る企 業を めざ して

0歳から6歳までのお子さまを対象とし、お子さまの 成長を総合的にサポートする5年ごと利差配当付こども 保険「こどものほけん」を発売いたしました。

「こどものほけん」の主な特長は以下の3つです。 1. 教育資金の積立

従来の商品である「こどもの保険 ハロー!キッズ」 に比べて貯蓄性を高めたことにより、お子さまの教 育資金を計画的に準備したいというご要望にいっそ うお応えできるようになりました。

2. お子さまの医療保障

さらに、同時に発売した「こども総合医療特約」を付 加することで、入院 1 日目からの保障や手術の保 障に加え、お子さまならではの骨折・ぜんそく・小児 がんなどの医療保障を充実させることが可能です。 3. ご契約者が万一のときの養育費の確保

ご契約者が死亡されたり高度障害になられたとき は、以後の保険料のお払い込みは不要です。また、 養育年金特約を付加することにより、死亡・障害一 時金と満期までの養育年金をお支払いし、お子さ まの成長をバックアップします。

ご意見:こども保険で、入学時にお祝い金が支払われる商品はないか。 実施内容:「こどものほけん」を発売いたしました(平成17年10月)。

「お客さまを大切にする会社」を実現するため、営業 職員制度や営業関連の評価体系について再構築いたし ました。

具体的には、お客さまにご満足いただき、ご信頼を いただけるサービスを提供できる高資質の営業職員を 育成・拡充すべく、ご契約のアフターサービス活動に対 する評価を高める営業職員制度の改正、営業職員教育 体系の整備等を行なっています。

また、支社や営業所等の業績評価について、ご契約 の継続状況等の品質・信頼向上に関する評価ウェイトを 高めたほか、お客さまのニーズに幅広く対応した商品 販売を進めるため、保険料を重視した評価を導入する 等の変更を行なっています。

あわせて、「正しい募集活動」を徹底し、保険募集管 理態勢の改善にも努めています。

営業に関する評価や制度の改善は図られているのか。

ご契約いただく際のお客さまへの重要事項の説明を よりわかりやすくかつ充実したものとするため、「パン フレット」、「保険設計書」、および「特に重要なお知ら せ」を平成18年4月に改訂いたしました。

さらに、ご契約時の説明漏れ、書類のお渡し忘れを 防止するために、お申し込みいただく際の必要書類

(「保険設計書」「特に重要なお知らせ」「ご契約のしおり 定款・約款」等)と、ご契約成立後に会社から送付され る保険証券等の書類とを一括して管理いただけるよう、

「重要事項説明ファイル」を作成し、お客さまにお渡し しています。

また、ご契約者あてに、ご契約内容と年度決算概況 など経営の現況をご案内する「明治安田生命からのお 知らせ」を年 1 回お送りしています。平成 18 年度の

「明治安田生命からのお知らせ」は、お客さまから頂戴 したご意見・ご要望にお応えして、よりわかりやすく読 みやすい内容となるよう改訂を進めており、11月から 12月にかけてお送りさせていただく予定です。 保険商品は多種多様であり、見やすく、わかりやすい案内、情報提供をしてほしい。

「お客さまを大切にする会社」を実現するためには、 経営計画実行の基盤となる新たな企業風土の創造が必 要であるとの認識のもと、社長をリーダーとする「新風 土創造『MOT※ 1プロジェクト』」を立ち上げ、全役員・ 全従業員参画型の取り組みを展開しています。その活 動の一環として、従業員と経営層が直接語り合う場とし て「MOTミーティング」を開始しました。経営層の出 張時、各種会議・集合研修時の開催に加え、職務別・層

別・業務分野別等、多様な形態での全社的なミーティン グを開催しております。

また、従業員の意識変化の状況を把握するため、

「従業員意識調査」を定期的に実施し、今後の取り組み に活かしてまいります。

※1 MOTは「もっと(M)お客さまを(O)大切に(T)」することを意 味します。

経営層と職員・営業職員が直接意見交換等できるようにするとのことだが、どのような方法を考えているのか。

【主なご意見・ご要望等と当社の対応状況】

●ご意見・お問い合わせ窓口

相互会社の仕組みと運営に関するご意見・お問い合わせは下記までお寄せください。

〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-1-1 明治安田生命保険相互会社 企画部 経営管理推進室

(14)

34 信頼 され る企 業を めざ して

委員会設置会社への移行

経営の監督機能強化と透明性向上

当社は、平成18年7月4日に開催された第59回 定時総代会決議を受け、「委員会設置会社」に移行し ました。

委員会設置会社移行により、経営の監督機能と執 行機能が制度上明確に分離されることとなり、ガバ ナンスのいっそうの強化が図られました。

また、取締役会は、その過半数を社外取締役で構 成することは法令上規定されておりませんが、当社は、 委員会設置会社移行にあわせて、社外取締役を 2 人 から6人に増員し、取締役の過半数を社外取締役とす るなど、経営の透明性のいっそうの向上を図りました。

委員会

指名・監査・報酬の 3 委員会は、取締役会決議によ り選定される3 人以上の取締役で構成され、各委員 会の委員の過半数は社外取締役となります。

当社の各委員会の体制は、次のとおりです。

●指名委員会

指名委員会は、取締役5人(うち社外取締役3人) で構成され、総代会に提出する取締役の選任・解任 に関する議案の内容を決定します。

●監査委員会

監査委員会は、取締役4人(うち社外取締役3人) によって構成され、取締役・執行役の職務の執行の 監査、監査報告書の作成、ならびに総代会に提出 する会計監査人の選任・解任等に関する議案の内容 を決定します。

●報酬委員会

報酬委員会は、取締役5人(うち社外取締役3人) によって構成され、取締役・執行役の個人別の報酬 等の決定に関する方針を定め、取締役・執行役が受 ける個人別の報酬等の内容を決定します。

「委員会設置会社」

委員会設置会社とは、取締役会にそれぞれ過半数を社外取 締役で構成する3つの委員会(指名・監査・報酬委員会)を設 置するとともに、業務執行を担当する執行役を選任し、経営 の監督機能と執行機能を明確に分離した制度です。委員会設 置会社においては、取締役会は経営の意思決定ならびに取締 役・執行役の職務執行の監督を行ない、執行役は取締役会決 議によって委任を受けた業務の執行の決定ならびに業務の執 行を行ないます。

指名委員会 監査委員会 報酬委員会

委員 ◎ 茂木友三郎(社外) ◎ 昭雄(社外) ◎ 有富 慶二(社外)

(◎は委員長) 北尾 哲郎(社外) 北尾 哲郎(社外) 堀内 三郎(社外) 田島 優子(社外) 堀内 三郎(社外) 田島 優子(社外)

関口 憲一 小林 修 関口 憲一

松尾 憲治 松尾 憲治

■委員会の構成

社員(ご契約者) 総代会

代表執行役 執行役 業務執行部門

報告 取締役の選任・解任

報告 監督 取締役会

指名委員会 監査委員会 報酬委員会

〈組織図については、P78をご覧ください〉

いっそうのガバナンスの強化と経営の透明性向上を図りました。

■委員会設置会社移行後の経営体制

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取締役会

経営会議

執行役 指名委員会 監査委員会 報酬委員会

監督 報告

報告 コンプライアンス推進諮問会議

業務執行部署

リスク管理委員会

各種委員会

内部統制委員会

代表執行役

お客さまの声推進諮問会議

35 信頼 され る企 業を めざ して

内部統制システムの整備

内部統制システムの基本方針

当社の内部統制に関する体制・方針については、平 成18年5月1日の会社法施行に伴う保険業法改正に より策定しました「内部統制システムの基本方針」にお いて定めています(平成 18 年 7 月の委員会設置会社 への移行に伴い基本方針を一部改正)。

基本方針では、当社の経営・業務の遂行状況のチェ ック機能としての監査委員会に関する体制、および業 務の適正を確保するためのコンプライアンス・リスク管 理に係る規程・態勢等についての方針を定めています。

内部統制委員会の設置

内部統制システムの整備・高度化に関する事項につ いて、体系的かつ組織横断的な視点から検討を行なう ことを目的に、経営会議の諮問機関として、「内部統 制委員会」を平成18年4月に設置しました。

「内部統制委員会」では、内部統制システムの基本 方針の策定・推進、内部管理自己点検の運営に関わる 事項、「日本版SOX法」への対応事項等について検討

していきます。検討内容については、経営会議および 監査委員会に対して定期報告を実施しています。

監査委員会においては、これらの定期報告を含めて、 内部統制システムの機能発揮状況・見直し状況のモニ タリングを実施し、必要に応じて取締役会へ報告しま す。

本社・支社・法人部組織体制の整備

各組織における内部管理の強化を図るために、平成 18 年 4 月に本社全部署に「内部管理推進担当」を配 置するとともに、支社・法人部においても「総務担当」

を「総務・内部管理推進部長」と改称し、業務のより適 正な運営に向け組織体制を整備しました。

内部管理態勢の抜本的な強化を図っています。

■内部統制委員会の位置づけ(委員会設置会社移行後)

当社は、経営の健全性・適切性を確保するために「内部管理態勢の強化」を経営の重点課題として位置づけ、内 部統制システムを整備、推進しています。

(16)

36 信頼 され る企 業を めざ して

コンプライアンス(法令等遵守)の徹底

当社は、お客さま・社会からの信頼回復に向け、コンプライアンスを徹底し、「お客さまを大切にする会社」の実現 をめざすため、全社をあげて以下の取り組みを行なっています。

当社では、お客さまの信頼回復に向け、社長が「コ ンプライアンス宣言」を行なうとともに、コンプライア ンスの基本的な考え方であり、役職員の行動指針で ある「行動憲章」および「職務遂行基本ルール」を定め ています。また、適正な商品販売をお客さまにお約束 するものとして「販売・サービス方針」を定め公表する とともに、支社においてはコンプライアンス朝礼を通

じて「正しい募集の誓い」を繰り返し確認しています。 これらのコンプライアンスに関する指針は、諸会議・研 修等において全役職員に徹底を図っています。さらに、 実務に即したコンプライアンスの解説書である「コン プライアンス・マニュアル」(募集チャネル別分冊を含 む)を作成し、全役職員が職務を遂行する際に、常に 参照することとしています。

「コンプライアンス宣言」およびコンプライアンス推進に関する指針

当社のコンプライアンスは、実行計画である「コン プライアンス・プログラム」に従って推進することとし ており、全社プログラムをはじめ、本社各部・支社・法 人部、それぞれのプログラムを策定しています。また、 当社が取り組むべき重要事項として、適正な保険募集 の推進、個人情報の厳正管理を計画に取り入れてい

ます。

そして、これらのプログラムについては、コンプラ イアンス統括部がその策定・見直し・評価について とりまとめ、コンプライアンス推進諮問会議等を経て 取締役会において審議しています。

コンプライアンス・プログラムに基づくコンプライアンスの推進

コンプライアンス統括部は、関連会社を含めた全社 コンプライアンスの統括部門として、

①コンプライアンス関連情報の一元管理、個別案件 の調査・対応

②関係各部との連携による保険募集・保全手続・保 険金の支払い等に関する不適正事象の把握および その課題対応

③役職員を対象とした定期的なコンプライアンス研 修の実施

など、多面的にコンプライアンスを推進しています。 これらのコンプライアンスの推進にあたっては、コ ンプライアンス統括部が各所属に配置された法令遵守 責任者・法令遵守担当者等と協力しつつ進めていま す。また、より実効性のあるコンプライアンスを推進

するため、直接現地指導・改善を行なう「コンプライア ンス指導担当」を配置し、支社においては、支社内の 牽制機能を強化すべく、総務・内部管理推進部長(法 令遵守担当者)をコンプライアンス統括部兼務として います。

万一、不正行為が行なわれた場合は、各部署に配 置している法令遵守責任者・法令遵守担当者を通じて コンプライアンス統括部に報告されるほか、発見者か らコンプライアンス統括部への直接の報告・相談ルー トとして「コンプライアンス110番」、「企業倫理ホッ トライン」を設置・運営しています。

このようにコンプライアンス統括部を中心に、会社 または役職員がコンプライアンスに反する行動をとら ないよう、たえず予防活動を行なっています。

コンプライアンスの一元管理

法令遵守を推進し、健全かつ適切な業務運営を確保しています。

(17)

37 信頼 され る企 業を めざ して

社外有識者の意見反映と第三者からの視点を含め た業務監視機能の強化による実効性の高い法令等遵 守体制を構築するため、社外委員3人・社内委員2人 からなる「コンプライアンス委員会」を平成17年7月 に設置いたしました。同委員会は、平成18年7月の 委員会設置会社への移行にともない、経営会議の諮

問機関としての「コンプライアンス推進諮問会議」に改 編され、引き続きコンプライアンス推進にかかわる基 本方針、重要な規程改正、取組状況等に関する審議 を行なうとともに、必要に応じて業務執行部署に対し 報告を徴求することとしています。

コンプライアンス推進諮問会議

販売・サービス管理委員会

法令遵守責任者 法令遵守担当者

法令遵守責任者 法令遵守担当者

コンプライアンス110番 企業倫理ホットライン 本社各部

コンプライアンス統括部

支社・法人部・募集代理店

お客さま ご意見・ご要望

報告・提言 指示・伝達 業務指示ライン 通報

諮問

諮問

「コンプライアンス推進諮問会議」による審議

法務問題は、コンプライアンス統括部内の法務室が 一元管理しています。

具体的には、

①訴訟の一元管理

②諸会議(取締役会・経営会議等)案件や契約書等の 事前法務チェック

③各部署からの法務相談への対応 などを行なっています。

法務問題の一元管理

■コンプライアンス推進体制の概要

私たちは、生命保険事業のパイオニアとして、相互扶助の精神を貫くとともにお客さまを大切にする会社 に徹し、クオリティの高い総合保障サービスを提供し、確かな安心と豊かさをお届けすることを経営理念とし て掲げ、この理念の実現のために行動してまいります。

経営理念を実現するうえで、遵守すべき行動の礎として「行動憲章」を定め、また、お客さまに対してベス トな商品とサービスをお届けするための指針として「販売・サービス方針」を定めています。

私たちすべての役職員は、これらの趣旨を充分に理解し、日々の活動のあらゆる面において、法令等の 遵守(コンプライアンス)を最優先とし、お客さまの信頼にしっかりとお応えしていくことをここに宣言いたします。

コンプライアンス宣言

参照

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